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10年ぶりに更新されました

今年の梅雨は記録的な早さで、沖縄・奄美地方ではなんと5月5日から始まりました。
近畿地方でも5月16日ごろと、平年より21日早い梅雨入りになりました。

さて、天気予報でよく耳にする「平年より○日早い梅雨入り」「平年よりも○度高い明日の最高気温」等で使われる「平年値」が10年ぶりに更新されたことを、皆さんご存じでしたでしょうか。

気象庁によると、平年値は、西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値のことで、10年毎に作成されています。
今年はその更新年で、5月19日より、1991~2020年の観測値による新しい平年値が使用されているそうです。

神戸の新平年値(1991~2020年平均)を、旧平年値(1981~2010年平均)と比べてみると、
・平均気温は年間で0.3℃上昇。各月では6~9月は0.2~0.3℃上昇、3月、10月は0.5℃も上昇。
・夏日(日最高気温25℃以上)は年5.7日、真夏日(同30℃以上)年3.0日、猛暑日(同35℃以上)年1.9日、それぞれ増加。
・冬日(日最低気温0℃未満)は逆に年3.4日減少。
・降水量は年間で5%増加。各月では2~6月と11月は旧値より数%減少。しかし7~10月は大幅に約10~24%増加。

こうして見ると、地球温暖化の影響を受けて気候が変わってきていることがわかります。
夏の熱中症対策や、大雨などの自然災害への備えについて、改めて考えてみる必要がありそうですね。

気象庁ホームページには、桜の開花、梅雨入り・梅雨明け等その他の平年値データも掲載されています。明日の天気を見るついでに、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

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